◆Igo 相手星への33入りについて
序盤に星に打ったりすると、隅に隙(33入り)が生じます。
星打ちは戦いの碁ですので、隙が生じること自体に問題はありません。

→

これは、3の3に入ってこられた場合の図。
このような進行で進むことが最も多いです。
今回は、右図のように黒1と打たれた後の進行を取りあげます。
◆Igo 守っておけば無難だか・・・
黒1に対し、白2と守れば盤石です。

しかし、この白2を
打たなくとも、右上隅の白一団は生きています。
黒1で白を封鎖し、厚みを強化、さらに先手を取って、黒がいい感じ。
こういう打ち方をすると一手パスに近い。
このような変化は、白が相当甘いです。
このため、黒1に対し、白は手抜いて別のところに打ちましょう。
◆Igo さらに一手、隅の石を攻められたら
この後、黒は1のようにハネて来ることが考えられます(サガることも)

→

この場合、白2のように
カタツグのが有力。
カケツギで受けてしまうと、ちょっと面倒なことになってしまいます。
◆Igo 隅の白・頓死コース
カケツギが一番打ちやすいツギ方ですので、
実戦で以下のような変化になることはままあります。

→

白2と
無難に守ったつもりが、黒3と打ち込まれ・・・、
これはひどい・・・
右上隅の白一団が全部取られてしまいました。
◆Igo 隅の被害を抑えるには?
カケついでしまったのが諸悪の根源なのですが、
白には、頓死ではなく一部損で免れる手が残っています。

→

黒3に対し、白4と一線を這うのがその1つ。
黒7と打たれるのが強烈なのですが・・・、
白は手を抜いても生きています。

もう1つのコースが白4で、2の2に打つ生き方。
これもほぼ同じような生き方になります。

→

→
大きく生きられそうで、欲張りたくなりますが・・・、
下手に欲張ると、右図のようにコウが発生してしまいます。
TOPに戻る:
囲碁戦記