◆Igo 詰め碁問題 No.2
要所っぽいところが何箇所かあります。
最初の一手が判れば、簡単に解けるはずです。
逆に言うと最初の一手が浮かばないと中々解けません。

※黒先、白を潰してください。
◆Igo 変化図1
解答っぽい手を大雑把に見ていきましょう。
まずは悪い例 から、参考図(悪例)にない手が第一手です。

黒1で白3目を抜いてしまえる手、これがまず目に付くと思います。
確かに大きい手ですが、この手はダメです。
変化図1-A

→

左辺黒を助けるために左辺白と攻め合いをしても、白12まで黒潰れです。
黒にコウ材がないため、この後取られてオワとなります。
変化図1-B

白2に対し黒3と繋いでも何の意味もありません。
ダメが1つ詰まって黒がさらに潰れやすくなりました。
書くまでもないと思いますが、
この状況では、左下の白、右上の白、どちらとの攻め合いにも持ち込めません。
変化図1-C

同様に左辺のダメを詰めるのも無意味です。
黒5を繋がず、攻め合いに持ち込んだ場合、変化図Aと同様に黒潰れです。
◆Igo 変化図2
変化図2-A

→

変化図1-A等での攻め合いでは黒が不利。
今回は白3子を抜かず、先手を生かして白のダメを詰めていきます。
結論を言うと、今度は右下の黒が持ちません。
こちらも攻め合い一手負け、おしかったですね。
変化図2-B

黒3と眼形を作ってなんとか右下が潰れないように頑張ってみても無駄なあがき。
白10に対するコウ材がなく黒潰れとなります。
◆Igo 変化図3

→

最初に黒1と打つのも無意味。
ダメが詰まっただけで、左辺の戦いがさらに絶望的になりました。
◆Igo ほぼ解答( )
正解変化図一例

これは白全部頓死した場合の正解図、
いろいろと変化がありますが、正解図では最低でも白の大石が片方潰れます。
※今回の詰め碁の一手目は、詰め碁でよくある手なので、
知っている方ならあっという間に解けると思います。
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