9路・13路・19路について、囲碁のド素人(トーシロ)が囲碁について語ります。序盤の石の方向性からヨセの計算、詰碁、手筋、定石の他、ソフト、私の打った棋譜から好手・悪手・手割り等を検討、どういう打ち方をすると効率がいいか見ていきます。
5路盤は、黒が1手目に3の3(天元)を打てるという非常に不公平な盤です。
しかしながら、6路盤は黒・白双方とも3の3に打てるため、安定したゲームになります。
また、盤が大きすぎず入門者・初心者に優しいサイズとなっています。
そして、付け加えるならマネ碁潰しが簡単なことも挙げられます。
奇数盤ではなく、偶数盤(天元がない)のため、マネ碁潰しが難しいと思われがちですが・・・、
実は逆、サイズの小さい偶数盤というのが功を奏し、マネ碁対応が非常にしやすいのです。
下手な天元打ちによるマネ碁回避を考えなくて済むって寸法です。
白が黒の真似をして打ち、ちょうどまっすぐな線になっています。
一見すると、黒も白も同じように見えるかもしれません。
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このままマネ碁が続くと、白は上記のように破たんしてしまいます。
途中でアタリが入ってしまい、真似を続けることが出来なくなるという訳です。
※黒11では、放り込みをした方が強烈で、白が辛いのですが、
判りやすさ重視でぬるぽ進行の図を掲載しています。
図では、この後に白が自陣に手を入れて終局ですね。
この流れを嫌ってマネ碁をやめても、
黒にハネをバシバシ決められて、このケースでは黒の4目勝ちとなりました。
※いろいろなマネ碁の形がありますが、
上記のような流れで、白はどう打っても破綻してしまうのです。
破綻する理由は単純。
相手の真似をするということは、相手がミスしなければ絶対に主導権を握れない。
そして、6路盤において最善・最強手を打ち続けることは比較的容易。
マネ碁が成立する余地などないのです。
※6路盤程度の大きさなら、どう打つのがいいか自分なりに考え、
答えを出すことが出来ると思います。
この後、白の手としては点対象の3の3に打つか、
3の3にツケるかの2択となります。
黒からの打ち方はこんな感じです。
普通に進行した場合、双方にミスがなければ黒の3目勝ち。
白がツケて勝負して来た場合は、3目のコミがあっても白負け。
ツケの場合、黒は最強に打つ以外に、
白ツケに対し切り違えず、ノビの通常進行に持って行き勝つことも出来ます。
黒の打ち方が簡明ですが、
この打ち方だと、黒は間違えずに打って1目勝ちとなります。
コミが半目以下ならいいですが、
それを超えてしまう場合、黒にこのような打ち方は許されません。